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ターボチャージャーのガタ(クリアランス)について

ターボチャージャーのクリアランス(ガタ)が多い・少ないなどよく聞く話ですが、
人の感覚での判定は非常に難しくテスター無しでは正確には出せません。
中には、コンプレッサーホイル先端のナットを持ち指で揺すってクリアランス
判定をしている人もいますが、正しい点検方法ではありません。
何故なら次のような点があげられるからです。

   @ 指の力加減で変化する。
   A 内部の潤滑油の粘度により変化する。
   B 片側だけ揺するとガタは1.5〜2倍になる。
     (点検は両方を持って測定する)
   C 冷間時には膨張時の必要クリアランスをガタが多いと感じる。
     (使用温度になればメタルなどの熱膨張でクリアランスが半分になる
     ものも有り、メタルの肉厚で変わる)

ジャーナルメタルタイプのターボのオイルクリアランスは、内径と外径に
必要なため少し多く感じる事があります。
簡単な例をあげれば、エンジンのクランクシャフトのオイルクリアランスの
おおよそ2倍となります。何故なら、クランクメタルは内径にしか
オイルクリアランスが必要でないからです。
それに比べると、ターボは内径と外径にクリアランスが必要で、多く感じる事も
あります。また、これはメタルの肉厚にも左右され、厚いものほどクリアランスも
多いのです。

ベアリングターボではクリアランス(ガタ)が2段有ります。
そのひとつは、油圧がかかると0になります。
もう一つのクリアランスは、ラジアルクリアランスとスラストクリアランス。
このクリアランスは非常に小さく、油温が上がりベアリングが熱膨張した時は、
指で触ってもそのガタは感じられないほど少なくなります。

いずれにしても、測定機やバランスマシーンによる点検をされる事をおすすめ
します。1分間に10万〜20万回転する部品を、見た目や指で触ってガタや
回転が重い・軽いを判断するのはNGです。お気をつけ下さい。

ターボチャージャーのガタ(クリアランス)について

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